生理がこないことに気が付き、病院に言ってみると言われた「妊娠おめでとうございます」の一言。
まだ未婚で、20代前半の妊娠発覚だったため両親にはなかなか伝えることができず、最終的に泣きながら妊娠していることを伝えました。
その時に笑顔で言われた「おめでとう」という言葉と何か思ったことがあるだろうに何も言わずに受け止めてくれた両親の偉大さは今でも忘れることができません。
それから数年経った今、当時妊娠していた子供も産まれて少し遅くなった結婚式を行うことになりました。
その時に結婚式について調べていたところ「体重ベア」を知り、花束と一緒に両親に渡そうと思ったのです。
出産した時に初めて我が子を抱いた時の重み、これからしっかりと育てていかなければならないという責任の重み、大切な幸せな重みは母になった方であれば忘れることができないものでしょう。
いろいろと迷惑をかけてきた両親に「こんなに小さかった私が、こんなにも大きくなれたのはあなたたちが頑張ってくれたから、愛してくれたからです」と感謝の気持ちを伝えたかったのです。
結婚式で体重ベアを渡した時には、私も両親も号泣でした。
これは母になったからこそ余計に感じることがあったからでしょう。
今でも大切に大切に実家に飾ってある体重ベアは、時に抱っこされているようです。