私と体重ベアとの出会いは姉の結婚式でした。
それまで、体重ベアという商品の存在も知らずにいましたので、結婚式のクライマックスに登場したときは衝撃的でした。
司会者のアナウンスが入ります。
「こちらのぬいぐるみはただのぬいぐるみではありません。新郎様、新婦さまの生まれた時の重さと同じ重量で作られているんです。今までのたくさんの感謝をこめて、ご両親へ生んでくれたことへの感謝をこめて贈られます」
姉が母親へ体重ベアを渡すと、母は泣き出しました。
ずんっときた重みに生まれた時のことを思い出したそうです。
その姿に父親もうるうる、親族一同感動で涙を流しました。
姉が生まれた時のこと、おじさんやおばさんも憶えているわけですから当然ですよね。
私は姉の後に生まれてもちろん当時のことは分かりませんが、あの赤ちゃんがこんなに立派に成長してという想いがあったのでしょう。
結婚式が終わった後にみんなで体重ベアを回し抱きしました。
「赤ちゃんの時はよく抱いたのよー」「よくうちで遊ばせたわ」などみんなで姉の小さい時の話をしました。
結婚式が終わった後は、実家の玄関に飾られています。
自分が結婚する時はこの隣に並べられるように、同じ種類で色違いの体重ベアを母親に贈ろうと思っています。
その時は私の赤ちゃん時代を知る姉はきっと号泣でしょうね。
今から結婚式のクライマックスが楽しみです♪